世界観はこれまでのシリーズとはまた少しちがったものになるのでしょうか。
奈须 土台は同じです。ただ、ある年代から発生しているパラレルではあるんですが、これまでのシリーズのあらゆる要素が入っています。タイトルに『グランドオーダー』とつけたのも、决定版というものにしたかったということがあります。これを2015年最新作でやる以上は、今まで一番すごい『Fate』にする意気込みでやっています。仆らはコアなゲームを作っていましたけど、どんどんマスになるゲームなので、100万人がやっておもしろいと思えるものとして、よりわかりやすい『Fate』を目指しています。一见さんでもふつうに入ってこれるようなものですね。
武内 作る以上は、ちゃんと『Fate』になっている作品にしたいと思いますが、10年も続いているシリーズの新作というと、新しいユーザーにとっては敷居も高いと思います。とはいえ、要素を薄くしてしまうと、コアなファンにとっては物足りない作品になってしまいます。长く続いている作品は必ず突き当たる课题だと思いますが、この课题に正面から取り组んだからこそ、作品として一歩前に进むことができたような実感があります。
――というと?
武内 いままで『Fate』が背负っていた小さなルールのいくつか、“7人のマスターがいて”、“ひとりが1体ずつの英霊を持っていて”、“限定された场所で7人が戦い合う”という比较的小さいコミュニティーのなかで密度の浓い戦いをするというのがこれまでの『Fate』だったわけですが、『グランドオーダー』の场合、いままでが“圣杯戦争”とするならば、“圣杯世界大戦”みたいな感じの大きな规模の新しい『Fate』感みたいなものを物语としては达成できていると思います。
奈须 スケールの大きい『Fate』を作ろうとしています。ですからいままでのシリーズで看板だったキャラクターも当然のようにいるのですが、一度设定をデフォルトに戻します。どういうことかと言いますと、たとえば『Fate/stay night』のセイバーは出演していますとが、彼女は『Fate/stay night』という物语を体験してはいません。あのセイバーとの出会いと戦いを一から始められる、というファンサービスでもあります。
――いままでのキャラクターも形は変わるけども登场するということですね。
奈须 登场します。そこはこれまでのファンのかたたちのこともありますので、既存の英霊で出てこないキャラクターはいません。本当に“大戦”という名にふさわしいものになります。
武内 基本的には出てくるんですけど、ローンチの时点では全员揃わないかもしれません……(笑)。
奈须 ああ、そうか(笑)。スケジュールには入っているんですけどね。
――最初に登场していなくても、最终的には确実に全员が登场するわけですね。ジャンヌ?ダルクなどもPVには登场していましたね。
奈须 ジャンヌは小说版に登场していた英霊ですが、今回は颜役のひとりとして登场します。
――想像だともうめちゃくちゃサーヴァントが出てくるようなイメージなんですが、実际のところはどのような感じになるのでしょうか。
武内 よくあるカードソーシャルゲームのユニット数みたいな感じにはならないと思います。『Fate』に関してはひとりの英霊に関してかなりしっかりと掘り下げることが重要だと思っていますので、ある程度の数は出そうと思っていますけど、それぞれが主役になるものですから简単に数を増やすのは难しいんですよ。
奈须 スマホでやるゲームの宿命としてキャラが多ければ多いほどいいとは思います。キャラが多いほどゲームのおもしろさにも繋がるのは仆らも否定はしません。ですから最大限用意はしますけど、ひとりも舍てキャラは作りたくないという思いもあります。英霊というものは実际の伟人や伝说上の人物を采用する以上はきちんと作り込まないといけないんです。仮に100人いるとしたら全员主役をはれるくらいの物语を作りこむというコンセプトでやっています。
武内 ファンの皆さんも自分たちで考える英霊というような楽しみかたをされているんですけど、仆らも新しい英霊を考えていく作业はかなり楽しかったです。その楽しみは実际に游んでもらうユーザーさんにも伝わるんじゃないかなと思います。
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